それでは、まず商品の大枠を作ってみましょう。
どの分野で、どんなコンセプトで、どんなポジショニングで自分のコンテンツを作ってみようか大体決まりましたか。では、次にどんな形態で商品を提供するのか決めましょう。
・情報が詰まった電子書籍
・オンラインで見られる動画やDVD
・音声教材(CD/オンライン)
・継続課金のオンラインサロン
・コーチやコンサルなどのセッション
・スクールや塾
・他の人のプロデュースやセールスの代行
このあたりで、どんな商品を作りたいのかまず固めていきましょう。
次に、商品の大枠を作るときに大切なことです。
商品の大枠を作るのに大切な6つのこと
<ポイント1> 目次を作る: 4つの行動タイプを意識しながら作るようにしましょう。
<ポイント2> 顧客に聞く: 見込み客に近いお客さんに直接会って、 実際に困っていることや知りたいと思っていることを聞き続けましょう。
<ポイント3> 細かくする: 分解するとネタが生まれるので、大枠を作りやすくなります。
<ポイント4>テクニックにする:
①テクニックや伝えたいことに名前や題名をつけること
②ステップ1、ステップ2、 ステップ3とステップで伝えること
<ポイント5>名著から情報を見つける: 有名な著者の参考文献から名著を探して、本質的な情報を探し出します。今の自分が知らないことでもコンテンツを作り出していくことができます。
<ポイント6>自分が覚えたいことをコンテンツにする:
見込み客が求めていることで、 自分も今一番覚えたいことをコンテンツにするのがビジネスになる一番の近道です。
詳しくみていきましょう。
電子書籍や音声教材、動画コンテンツを作るなら、まず全体構成として試しに「目次」を作ってみます。この時に、目次の構成として、前項の 「4つの行動タイプ」を参考にしてください。
次に自分のコーチングやコンサルを商品にする場合の大枠ですが、これに関してはあなたが対象にしようとしている見込み客が何を求めているのかによって変わります。ですので、基本的にはまずあなたからの質問を相手に投げかけ、その答えからセッションの内容を考えていくといいでしょう。
コンサルやコーチは、これからますます売れるようになる分野です。ですが、今の世の中のコーチでちゃんと収益になって食べられている人は5%に満たないと言われています。
それはなぜでしょうか?
みんな、資格さえ取ればうまくいくと信じてしまって、マーケティングやセールスを学んでいないからなんです。具体的なセッションを受けてもらう時には 「コーチング」や「コンサル」を売ってはいけません。クライアントの要望をまず聞いて、その人が求める未来を知ってください。
「あなたはどんな未来や状態を手に入れたいですか」
「司会のスキルをレベルアップさせて、 たくさん仕事をもらえる状態を作りたいです」
「それがうまくいく方法、実は知ってるんです・・ ・知りたいですか」
「え、知りたいです!」
「実は、その状態を手に入れるのに、 一番の近道がコーチングなんです お試しで一度セッションしてみましょうか」
「はい、お願いします」
ね、売るのはコーチングじゃなくて、「相手が得たい未来」なんです。
見込み客を進化させるには、
そもそもお客さんが何を知りたがっているのか。
どんな欲があるのか。
どうなりたいのか。
このあたりを知る必要があります。
では、質問です。どうすれば、この欲を知ることができると思いますか?
それは、「直接聞くこと」が1番の近道です。
さらに、コーチングやコンサルのコンテンツを増やす方法は「細かくする」ことです。
分解すればするほど、ネタが生まれます。例えば、5キロダイエットをしたいというお客さんの現状は、どういう問題や目標の集合体なんでしょう。5キロ痩せるために必要なことを細かくバラバラにしていきます。
食事を減らす
間食を減らす
運動をする
生活習慣を変える
サプリメントを飲む
朝起きて水を飲む
さらにそのために必要なアプローチまで細分化していきます。
問題1
間食でお菓子を食べちゃうから、食べるのを減らす → 低カロリーで満足する間食の上手な食べ方 → 空腹感を抑える方法
問題2
運動してないから、運動する習慣をつける → 効率の良いウォーキングの仕方→ イケてるランニングウェア10選の紹介→ 痩せやすい筋肉の付け方
このように問題を分解していくと、 見込み客にどんな情報を提供すれば良いのかが見えてきます。ここまで分解できれば、あとはそれに関する情報を集めて、 わかりやすい形にしてコンテンツにします。
さらに、コンテンツを作る上で、 とっても大切になってくるのが、「テクニックにする」です。
人はノウハウにお金を払いますし、 テクニックが大好きです。で、テクニックを作るためには、 大きなポイントが2つあります。
一つ目は、 そのテクニックや伝えたいことに名前や題名をつけることです。必殺技的な名前でもいいでしょう。
「マーケティング3種の神器」とか「3分で人と信頼関係をつくる3つの会話テンプレート」など、面白いもので、 その時点では内容が浮かんでいなくても題名をつけるとコンテンツを考えるきっかけになります。
例えば、「人間関係が良くなる3つのポイント」という題名をつけたとしたら、その時点では 3つのポイントが何も浮かんでなくていいのです。でも、3つのポイントと書くと、 自分の中から3つのポイントを絞り出したり、自分の中からでは足りない部分を他の書籍やネットの情報から拾うことができます。
テクニックをつくる二つ目は、 ステップ1、ステップ2、 ステップ3とステップで伝えることです。
タバコの吸い方一つでも、
ステップ1: 箱の周りのビニールを開ける
ステップ2: 銀の紙の部分を破りタバコを1本取り出す
ステップ3: タバコを口にくわえて・・
と書くだけで、 テクニックになるんです。
ちなみに、繰り返しますが、 あなた自身にノウハウやコンテンツがなくても 全然心配しないでください。
お客さんが知りたい情報を図書館で探してその本の情報をまとめたり、ネットで検索しまくって本質的な情報を見つけて編集しましょう。本を読むときも、すべて読む必要ありません。
速読のポイントは 「お客さんの知りたいことを調べてから、 目次から必要な情報が書いてありそうな部分だけを読む」 です。じゃあ、どうしたら本物の情報にたどり着けるのか。それは「名著」を読むことです。
じゃあ、どうしたら名著を見つけられるのでしょうか。
有名な著者が、本の後ろの方に参考図書として書いている本を参考にするようにすると、名著にたどり着きます。
最後のポイントは、 <見込み客が求めていることで、 自分も今一番覚えたいこと>をコンテンツにすることが良いです。短期間で成功している人は、 自分が覚えたいことをコンテンツにして発信しています。実はこの方法が最も最短で成功できます。
自分が覚えたいことは一番吸収できるし、アウトプットするモチベーションが高いからです。完璧に自分のものにしてから情報発信をしようって考えると、結局何も発信することもできず、コンテンツを作ることもできません。完璧って、いつやってくるんでしょうね。
この自分が覚えたいことをコンテンツにして発信するマインドセットを手に入れると、無駄なことがなくなります。そして、お客さんが待っている状態ができるとやるしかなくなります。
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