商品の大枠の作り方
商品の大枠の作り方は、
1: お客さんの現状の不満 (ビフォー)
2: ベストの結果の明示 (アフター)
3: 現在壁になっているもの
4: そのための手法やワーク(5~10項目ほど)を優先順位で並べる
でしたね。
ここでは、商品アイデアやパターンをいくつかご紹介して、その特徴や作り方を説明していきます。
というのも、コンテンツビジネスって本当に多種多様で、たくさんの種類があります。全部を説明しきれませんが、あなたが取り組みやすいところから始められるように、まずはどんな商品アイデアがあるのかを知っておきましょう。
まず、お客さんがあなたから学ぶ方法としても
「読む」
「見る」
「聴く」
「実践する」
の 4パターンがあります。
1、読む
電子書籍、リアル書籍、ブログ記事、レポート、 ニュースレター(オンラインオフライン)、有料メルマガ など
2、見る
テレビ、オンライン動画、DVD、オンラインセミナー、ユーチューブ、ニコニコ動画 など
3、聴く
オンラインすると聞ける音声、CD、音声ダウンロード、 オンラインセミナー、講義、講演、セミナー、ポッドキャスト など
4、実践する
ワークショップ、合宿形式の集中セミナー、研修、 コーチング、コンサルティング、ツアー など
テーマによって、 どの学び方が合うのかを決めていかなければなりません。
例えば、あなたが教えるのがテニスのフォーム改善商材だった場合、 聴くだけでは見込み客の結果が出るとは思えませんよね。ゴルフのフォームを教えるのに、本を読むだけで上手になるとは思えません。
商品の種類とパターン
これらには見て、体験して学ぶのが一番です。逆に、体験をしなくても、 読む、聞く、見るだけで十分な分野もあります。
ここでは、大きく分けて7つのコンテンツパターンを取り上げます。
1: 電子書籍や書籍
2: 有料メルマガやニュースレター
3: 動画配信(YouTube、オンライン講座)
4: お茶会、セミナー、講演、ワークショップ
5: 音声教材、映像教材
6: 会員制サイト(オンラインサロン)
7: 塾、研修、コーチング、コンサルティング(マンツーマン及びグループ)
では、詳しく見ていきましょう。
1: 電子書籍・書籍
書籍はもちろんですが、電子書籍を持っている人もたくさんいるのではないでしょうか。
「自分の持っているノウハウに肉付けをして、新しいコンセプトにして販売する」ですね。とってもシンプルですが、世に出回っているものが多いので「パターンを真似しやすい」です。目次や構成など手持ちの書籍や電子書籍を参考にするといいです。
で、気になるのが自分のノウハウをまとめたような電子書籍が本当に売れるのか、世のニーズが本当にあるかどうか・・・ですよね。これをカンタンにチェックする方法がオンラインのスキルシェアサイトに実際に出品してみることです。
「ココナラ」とか「REQU」とかのプラットフォームを活用すると良いです。(他にどんなプラットフォーム/仲介サイトがあるかは別項目で取り上げますね)
どれくらい反応があるのか、売れるのかどうか、売れない場合はタイトルを変えてみたりセールスレターを変えてみたり、他のどんなものが売れているのかを見て調べたり。サイトを見ているだけでも、学びがたくさんありますよ。
2: 有料メルマガ・ニュースレター
有料メルマガやニュースレターは、けっこう大変です。
続けるのは大変ですが、 ここから得られる恩恵は大きいです。読者さんが待っている状態があると、何が何でも書かないといけないので、 自然と書くことが当たり前の環境になるんですよね。
どれくらいのペースで、どれくらいの文字数で、というのは人によりますがたびたび出てくる私にビジネスを教えてくれたこいけんさんは、毎週3通ずつくらいで3000文字から5000文字のメルマガを2年半書き続けられました。
有名どころで行くと、キングコングの西野さんはオンラインサロンの一環として毎日メルマガを配信されています。
メルマガやニュースレターの良さは、読者さんたちにいち早く割引価格でセミナーのご案内をしたり、さらにここで配信し続けた文章は「合冊版」として、電子書籍などで再販することが可能になります。
これ、美味しいですよね。
今まで書いたものを編集するだけなので、小さな労力で大きな不労所得を作ることができるわけです。
書いたものをまとめたて「合冊版」、その一部やコーナーや分野だけをまとめることもできますし、 お客さんの反応があった部分でベスト版を作ることもでき、それだけで売れる可能性があります。
3: 動画配信
YouTube、ニコニコ動画、ログインI.D.を知っている人だけが見られるオンライン動画などですね。
視覚タイプの人にとっては、読むよりも動画を見る方が楽ですし、動画は会っていないのに会った気になってお客さんが親近感を覚えてくれる良さがあります。
動画配信かって大変そうだし、 顔を出すのはちょっと・・・という人でも大丈夫ですよ。画像だけを出して、しゃべっている動画でも、もちろん十分効果はあります。
あと、動画撮影には専門の高価な機材がないといけないんじゃないかって、勘違いしていませんか。実はね、手持ちの携帯撮影でも良いし、アイパッドとかでもオッケー、手持ちのデジカメでも大丈夫ですよ。特別な機材は必要ありません。
ビジネスラボは、基本、アイパッドで作っています^^三脚もマイクも使っていないです。
音声を鮮明にしようと思えば500円から1000円くらいでスマホに取り付けられるスマホ用の広角レンズを手に入れれば至近距離で撮影できますし、スマホの場合だったらアプリで動画にフィルターをかけて顔をきれいに見せることだってできますよ。
三脚も使うなら2000円くらいのもので十分です。動画配信で道具を揃えても、3000円あれば環境がととのっちゃうってことです。
この動画配信は、(5)の音声教材につながっていきます。配信してきた動画を編集してまとめたり、 グルーピングをすることで、「ステップで学ぶビジネスの授業」みたいに動画教材として売り出すこともできます。
4: お茶会、セミナー、講演、ワークショップ
これは、意外とカンタンに始められる 分野です。
お茶会や勉強会は、自宅でZOOMを使用したり、静かなカフェやホテルのロビーなんかでも十分開催することができます。
お茶会であれば、場所の確保や金額もお茶代程度でできますし、人数も2~3人で十分始めることができるので、見込み客のリサーチをしたり、ニーズウォンツを拾うためのテストマーケティングをしたり、十分すぎるほどの効果を得ることができます。
さらに、その場で気に入ってもらえればセミナーやワークショップをすっ飛ばして、個別コンサルティングやコーチングを受けてもらうことも可能です。
次に、セミナーやワークショップです。
セミナーでお金を得るというよりはバックエンドのコンサルやコーチ、個別指導系の高額商品を購入してもらうための入り口という位置付けで開催しましょう。
ここでのポイントはできればセミナー中に動画撮影をして、セミナー終了後に音声教材や動画教材として販売することです。すると、これまた小さな労力で不労所得を得ることができますよね。
もし販売をしなくても、前回1万円で開催されたセミナー動画をプレゼントと、今後の特典に使うことも可能になってきます。
ちなみに、体験系のワークショップやツアーなどを企画している人でも、その同行中の様子を撮影したり、トークを録音したりすることで、その一部が売れるコンテンツになる可能性も秘めています。
5: 音声教材、映像教材
セミナーの内容を撮っておいてそのまま教材にするというパターンもありですが、 もちろん、音声教材のためだけの録音や動画撮影の方が商品の精度は上がります。
この場合も、特に高価な道具や環境は必要ないですよ。
音声教材、動画教材のいいところはおしゃべりが好きな人にとっては、文章で書くよりも圧倒的に短い時間で教材を作ることができる点にあります。
できるだけお客さんのことを思って、丁寧に分かりやすくお届けできるように心がけていきましょう。
6: 会員制サイト (オンラインサロン)
流行っていますね。たくさんありますよね、オンラインサロンや会員制ビジネス。
サブスクリプション型ビジネスっていう言い方もしますが、このポイントはいかに低価格で人を集められるかです。
参考までに、今流行っている、オンラインサロンをいくつかご紹介します。
キングコング西野亮廣 エンタメ研究所 月額1000円 × 56300人
本田健オンラインサロン 月額980円 x 9200人
メンタリストDaigo ニコニコ動画 月額550円 × 120000人(12万人)
ホリエモン HIU イノベーション大学 月額10000円 × 1370人
それぞれ計算してみると、月々どれくらいの月収になっているかが分かっちゃいますね。
サロンの中で何を提供しているのかは、それぞれ研究して欲しいのですが、主にはFacebookもしくは何かしらのオンラインのグループ参加やセミナーなどの定期提供、メルマガ、動画配信の定期便、イベントへの参加権利などが特典です。
ただし、このオンラインサロンには大きな弱点があります。
それは、「ある程度の知名度」がないと集客が難しいのです。
なのでオンラインサロン系は、あなたが有名になってメディアやSNSで影響力を身につけてから始めると良いです。
もしあなたが、とにかく有名になろうとしながら、すぐにでもオンラインサロンをやりたいなら、 金額を無料、もしくは月500円以内の少額で行うことをお勧めします。人が集まれば、最終的には結局ビジネスになりますからね。
7: 塾、研修、コーチング、 コンサルティング (マンツーマン及びグループ)
あなたがコンテンツビジネスで、最終的に目指してもらいたい形がここです。
どこまでいっても、一番大きな収益が上がるビジネスですし、元手がほとんどかからないので、 ぜひチャレンジしてほしいです。
このコンサルへの集客は、意外とオフライン(対面)のコミュニティやセミナーからも集められます。同業他社のセミナーに参加して、そこで結果が出せていない人にコンサルを提供したり、オンラインサロンで実際に会うことが多いサロンに参加して、参加者の人たちにコーチングを提供するなどです。
塾やスクール、グループコンサル、 グループコーチングの利点は同時に大人数を教えたり集めることで、 一つのコミュニティ形成になりますし、参加者たちがそれぞれ刺激し合ってくれるので とても満足度が高くなることです。
マンツーマンのコーチングやコンサルティングの良い点としては、その人に向けたオンリーワンの設計ができることで結果を出してあげやすいことです。
大人数向けの商品はどこまでいっても一般論的な話が増えてしまうので、個別にすることでオーダーメイドで結果を保証できるのが強みになります。
研修の良い点は、企業向けにやりやすいことです。新人研修や社員向けのレクリエーションとして、 教育の一環としてこれを取り入れませんかとすることで、企業側も経費として扱うことができるので、多少高くても導入します。
また、大人数の参加者の中からあなたのサービスをより深く知りたいという社員さんを個別に誘うことにも可能性があります。
コメント